大阪府・阪急電鉄宝塚線・岡町駅近くの趣あるアーケード商店街――それが岡町・桜塚商店街です。原田神社を中心にした商店街で、創業250年のうどん店など新旧約150店舗が集まり、どこかホッとするレトロな風景が広がります。ルーツは江戸時代までさかのぼり、昭和初期に商店街として成立したそうです。
この商店街では、コラボレーションイベントをきっかけにメルペイを導入しました。そこで、今回は商店街に関わる5店舗の責任者の方と、メルペイの導入を主導したBEBAS（ベバス）の店長・藤野さんにお話を伺いました。
大阪府豊中市中桜塚 https://okamachi.com
豊中市はメルカリ売上金が大阪府内でNo.1（ベバス）
BEBAS（ベバス） 店長 藤野秀樹さん
私は、ベバスというアメリカのヴィンテージファッション・雑貨を扱うセレクトショップの店長です。30～40代の男性がメインの客層です。また、この商店街のイベント担当でもあります。豊中市は「メルカリの売上金の額が大阪府内でNo.1の街」だということを知り、「そんなに売上金があるならこの商店街でも利用してもらおう！」と思いました。そのために、今年のお祭り「ちびっこ天国・おかまち夜店大会」でメルペイとコラボしたいと感じたのです。その後コラボが決定し、今日にいたります。
メルペイの魅力について教えていただけますか？メルペイの利用はメルカリアプリひとつで済むので、メルカリユーザーがすぐに利用できるところですかね。また、豊中市は大阪府内でフリマアプリ「メルカリ」の売上金の額が一番というところも、この商店街にとって大きなストロングポイントです。商店街に若いお客さまを増やしたいという思いもあります。
メルペイ導入前はどういった課題がありましたか？当店では高額な商品の取り扱いが多いのですが、これまでは現金決済のみでお客さまから「クレジットカードなどキャッシュレスを導入してほしい」と言われることもありました。クレジットカード決済の導入を考えたこともありますが、手数料が高いため断念しました。メルペイは手数料が安いため、大変助かっています。
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？一見の若いお客さまが予想以上に増えましたね。「メルペイが使えるなら」ということで来店していただいています。新規のお客さまが増えたのでとてもうれしいです。「お支払いが高額なのでメルペイで決済できて助かる」、「メルカリで服を買うこともあるけれど、こうして店頭で服を直接見られるショッピングも楽しい」などの感想をいただいています。フリマアプリ「メルカリ」は服や雑貨の売買が多いので、ディープなファッションファンであるベバスの客層と一致しているのかもしれませんね。
想定外の客層からの利用はありましたか？客層とは少し違うかもしれませんが、高額な商品が多いためか、一部現金で支払い、持ち歩きのない分をメルペイでお支払いされる方もいます。面白いですよね。
豊中市は「メルカリの売上金の額が大阪府内でNo.1の街」とのことですが、どうして市民に愛されていると思いますか？豊中市は、若い主婦の方が多いからではないかと推測しています。メルカリユーザーも主婦層が多いと思うので、そこがこの街と親和性が高い理由かもしれませんね。
メルペイを今後どう生かしていきたいですか？現在（2019年7月時点）はまだ商店街すべての店舗で導入したわけではないので、このコラボイベント、お祭りをきっかけにメルペイが使える店舗を増やしていきたいと思っています。メルペイ導入で若いお客さまを増やし、商店街の活性化につなげたいですね。ファッションとメルペイ、そして若者とメルペイの相性は最高だということがわかりました。商店街全体で導入することでさらなる盛り上がりを期待したいです。
イナキク酒店 杤尾賢治さん
お客さまからのうれしい一言「メルペイやってるやん！」（イナキク酒店）
こちらのお店について教えていただけますか？ワイン・日本酒などどれか1種類に特化していない、お酒の販売店です。バラエティーに富んだ品ぞろえを心掛けています。試飲も可能です。スーパーの入り口付近にあるので、多くのお客さまにご利用していただいています。
フリマアプリ「メルカリ」およびメルペイの知名度が高いので「メルペイ、やってるやん！」と言っていただけるところがうれしいです。不慣れな方には使い方をレクチャーできますし、コミュニケーションのきっかけになっていますね。
メルペイ導入前はどういった課題がありましたか？これまでは、現金決済のみで「キャッシュレスを導入してほしい」という声があったので、そこに応えられてよかったです。また、自分自身も消費者として電子マネーを利用することがあるので、興味を持っていました。
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？最初は使い方に少し戸惑いましたが、決済は想像以上にあっさり終わり、おつりがいらないので気に入りました！また、手ぶらで来店される方もいるので「スマートでいいな」と思います。
メルペイを今後どう生かしていきたいですか？これまで来店する機会が少なかった若いサラリーマンの方が来るきっかけになったらいいなと思っています。主婦の方にも、もっと来ていただきたいですね。
野土商店 野土昌宏さん
お客さまとのやりとりがスムーズになり、おつりを用意する回数が減少（野土商店）
こちらのお店について教えていただけますか？野菜と果物を扱う青果店です。主婦層など料理をする方がメインの客層です。
おつりを渡さなくていいところです。購入がとてもスムーズになりました。また、主婦のお客さまが多いので、そこは他社の電子マネーよりメルペイの方が当店に合っているなと思っています。
メルペイ導入前はどういった課題がありましたか？これまではおつりの小銭を用意するのがとても大変で、おつりの用意に割く時間を削減したいと思っていました。
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？購入がとてもスムーズになり、おつりを用意する回数が減りました。また、導入時はメルペイの社員の方にセッティングしていただき、とても助かりました。
Violet Mode（バイオレットモード）吉岡芙美江さん
SNSで「メルペイが使えます」ということを告知したい（バイオレットモード）
こちらのお店について教えていただけますか？レディースファッションのセレクトショップで、国内外のトレンド商品を仕入れています。OLの方や40代女性がメインターゲットです。
フリマアプリ「メルカリ」のユーザー数が多いところです。メルカリは服の取り扱いが多いので、当店にぴったりだと思います。スマホで手軽に決済できるところもいいですね。それと、メルペイのロゴとフォントがかわいいところがお気に入りです。うちのようなレディースファッションのお店にシールを貼っても違和感がないんです！
メルペイ導入前はどういった課題がありましたか？突然おつりが足りなくなり、銀行に走ることがありました（笑）。
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？両替の心配が減りました。誰でも簡単に操作できるので、ありがたいです。セッティングも簡単でした。
メルペイを今後どう生かしていきたいですか？豊中市はメルカリユーザーがとても多い街です。今後はこのショップのSNSで「メルペイが使えます」ということを告知して、利用者を増やしていきたいと思っています。
鮮魚一心 仲倉詠子さん
メルペイのセッティングは年配の方でも簡単でおすすめ（鮮魚一心）
こちらのお店について教えていただけますか？鮮魚店です。生魚だけではなく、お寿司やうなぎも扱っています。シニアや主婦のお客さまが多いですね。
フリマアプリ「メルカリ」の売上金を使えるので、得した気分になれるところです！私の息子もメルカリユーザーなので、メルカリを身近に感じています。
（注：売上金をお買い物にご利用いただくには、有償ポイントを購入いただくか所定の手続きが必要になります。）
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？
お客さまにとっても私にとっても、システムやセッティングが難しいのではないかと思いましたが、セッティングはとても簡単でした。年配の方でも簡単にできるので他の方にもおすすめしたいです！
メルペイを今後どう生かしていきたいですか？シニアのお客さまが多いのですが、メルペイをきっかけに若い人にもおいしい魚を知っていただきたいです。
土手嘉 畑 宏年さん
商店街全部を“メルペイが使える街”にしたい（土手嘉）
こちらのお店について教えていただけますか？約250年間この商店街・この区画で営業しているうどん店です。元は江戸時代に茶店からスタートしました。歴史の長いお店なんですよ。
メルカリのユーザー数がとにかく多いことです。月間利用者だけでも1,300万人（2019年7月時点）いるってすごいですよね。
メルペイ導入前はどういった課題がありましたか？現金だと日々の締め作業の際に、金額が合わないときがありました。メルペイであれば現金管理の手間が減り、そういった課題を解決できるのではないかと思い、導入しました。
導入した結果、どんな良い変化がありましたか？お客さまとの会話が増えましたね。「おつりをもらわなくていいから早くてうれしい」と言われたこともあります。予想外でしたがコミュニケーションのきっかけになっていると感じますね。現金決済のみでいいと思っていたこともあるのですが、お客さまに喜んでいただけるのはうれしかったです。
メルペイを今後どう生かしていきたいですか？商店街全店に導入して“メルペイが使える街”にしていきたいですね。当店としてはメルペイをきっかけにして、若い家族の来店も増やしていきたいです。
メルペイが商店街を活性化！
取材当日は地域のお祭り「ちびっこ天国・おかまち夜店大会」も開催されるため、多くのお客さまが商店街を訪れていました。コラボイベント中の商店街全体は、のぼりやステッカーなどメルペイ一色で壮観です。
今回、服や食品、お酒など「大型ショッピングモールや都会にはない、よい品を若い人にも知ってもらいたい！」という熱い思いを各店舗の代表の方々から感じました。メルカリでこだわりの品を探す方との共通点も発見できました。そして何より、若者や主婦のユーザーが多いメルペイが商店街の活性化につながっているのはすばらしいですね。
商店街や個人商店、飲食店のキャッシュレス化を考えている事業者さま、「メルペイ」の導入を検討してみませんか？
