「カードラボ」はアニメグッズ専門店を展開する「アニメイト」のグループ企業で、カード専門店としては最大手のチェーンです。「遊戯王」、「ポケモンカード」など人気トレーディングカードの販売や、中古買取を行っています。カードゲームファン同士の交流も大切にしており、店内には対戦スペースも用意されています。

同社は以前からトレーディングカードの売買が盛んなフリマアプリやネット通販への関心が高かったそうで、メルペイは2019年3月に導入いただきました。今回は株式会社カードラボの酒井将宏さんと、網代直敏さんにお話を伺いました。

株式会社カードラボシステム部 部長 兼 ICT戦略室 室長 酒井将宏さん

株式会社カードラボ

トレーディングカードゲーム(TCG)専門店「カードラボ」を展開する企業。国内外に34店舗を展開(2019年8月時点)。トレーディングカードやその関連商品を取り扱う。店内には対戦スペースが併設されており、各種カードゲームの大会も開催している。

おふたりの役職と仕事内容を教えていただけますか?

【酒井】社内のシステムエンジニアとICT戦略室の室長を兼任しています。ICT戦略室では、スマホ決済、中古買取したカードの画像認識システムの導入などテクニカル面の業務を主導しています。

【網代】カードラボ秋葉原ラジオ会館本店(9階)と秋葉原ラジオ会館店(1階)の店長です。接客・運営と、イベントやカードゲーム大会の告知を担当しています。

カードラボについて教えてください。

【酒井】カードラボは、国内33店舗と、台湾の1店舗を展開しているトレーディングカード専門店です。客層は小学生から大人まで幅広いのですが、メインは高校生と20代の男性です。

【網代】トレーディングカードの販売・買取を行っていますが、一番はカードゲームによるコミュニケーションを重視しています。秋葉原の店舗は、外国人のお客さまも多く、英語や中国語が堪能な店員もいるんですよ。

メルペイがローンチされる前から感じていた「メルカリとトレーディングカードの相性のよさ」

メルペイ導入のきっかけを教えてください。

【酒井】以前からトレーディングカードの取引数が多いフリマアプリ「メルカリ」に注目していたのですが、メルカリを利用するカードゲームファンはメルカリでの売買が多く、リアル店舗はあまり利用していないイメージがありました。ところが、お店での支払いに使えるメルペイが登場したことで、普段お店に来ないメルカリユーザーにも来店していただけるのではと考えたのがきっかけです。トレーディングカードは、同じカードがかぶってしまうことも多く、不要なカードを売ったり、欲しいカードを持っている人から購入したりする文化が根づいているので、メルカリとの相性はよいと思っています。

株式会社カードラボ 秋葉原ラジオ会館本店・秋葉原ラジオ会館店 店長 網代直敏さん

【網代】トレーディングカードは元々インターネット上での個人間取引が活発でした。それまではオークションやSNSでの取引が多かったのですが、メルカリの登場で「トレーディングカードの取引といえばメルカリ」になったので、メルペイを通じてメルカリユーザーを集客できる可能性を感じ、私もメルペイに注目していましたね。

メルペイの利用状況について教えていただけますか?

【酒井】2019年3月に導入し、現在は大手クレジットカードと同じくらい使われています。

【網代】メルペイは、毎月150%ずつ利用者が増えています。導入初月の3月と比べると今は約4~5倍の利用者がいますね。他社のスマホ決済の利用者数も逆転しました。現在、カードラボに来店されるお客さまの中では、スマホ決済ではメルペイが最も利用されています。

客層の完全一致で感じた、手数料以上の“メルペイの価値”

他社のスマホ決済にはないメルペイの魅力について教えていただけますか?

【酒井】若者に強いところだと思います。中高生がメルカリでカードの売買をしているのは、店舗スタッフからもよく聞きますし、以前実施したアンケートからもデータが取れています。出品の手軽さが受けているのだと思います(※1)。

また、他社のスマホ決済はクレジットカードと紐づけたり、銀行口座や現金からのチャージが必要だったりするケースが多いと思うのですが、メルペイはメルカリの売上金(※2)を使えるのが他社との差別化につながっていると思います。

スマホ決済全般はクレジットカードなどと比べて手数料が安いのが特徴ですが、メルペイはそれだけではないというところも魅力のひとつですね。クレジットカードを持たない10代のお客さまが多いということも含めて、当店のお客さまとフリマアプリ「メルカリ」の客層が完全に一致しているので、集客につながることに“手数料以上の価値”を感じています。

※1 ユーザーが未成年者である場合は、利用について事前に親権者など法定代理人の包括的な同意を得る必要があります。
※2 売上金をお買い物にご利用いただくには、有償ポイントを購入いただくか所定の手続きが必要になります。

メルペイ導入前はどういった課題がありましたか?

【網代】おつりの渡し間違いと、レジ待ちの列が長くなってしまうことが課題でした。メルペイならスマホ決済なのでおつりの渡し間違いはないですし、会計も早く終わるので助かっています。また、同じスマホ決済でも、他社のスマホ決済はチャージで時間がとられることもあるのですが、メルペイはチャージよりも既に所持している売上金を使って決済する方が多いようで、会計もスムーズな印象です。

【酒井】現金決済が中心の業界なので、積極的にスマホ決済を導入しているトレーディングカード専門店は少ない状況です。そこで、弊社はお客さまの決済の選択肢を増やし、他社との差別化を図り、顧客利便性を高めていこうという目的もありました。

「不要なカードをメルカリで売り、その売上金を使ってカードラボでショッピング」という流れができた

導入した結果、どんなよい変化がありましたか?

【酒井】新しいお客さまが増えました。メルカリでのみ売買をしていたお客様がカードラボに来てくれるようになったのです。リアル店舗での買い物や対戦を楽しんでいただけているようです。親子での来店も増えました。親御さんがメルペイで決済していますね。また、当店は「カードラボオリジナルくじ」を行っているのですが、このくじでのメルペイ利用率が高いという結果が出ています。

【網代】くじはランダムでカードが買えるので、ほしいものを選んで購入するメルカリや、普通のショッピングでは味わえない「コト消費」に近いワクワク感があるのが特徴です。メルカリでの売買も楽しみつつ、店舗でくじを楽しんでもらえているんだなと感じています!

本当にいいことづくめですね。メルカリとカードラボ、どちらでも売り買いをするお客さまが多いという印象ですか?

【酒井】そうですね。メルカリで不要なカードを売り、その売上金を使って、カードラボで買物をするという流れができていると思います!

買取りの代金もメルペイ化したい!

メルペイを今後どう活用していきたいと思っていますか?

【酒井】カードゲームは目の前に遊ぶ人がいないと成立しないものです。対戦も可能なカードゲーム専門店はそこが普通の小売店と違うところなので、メルペイきっかけでの来店を増やし対戦も楽しんでほしいと思います。 また、カードの買取時にお店がお客さまにお支払いする現金もメルペイで支払えるシステムがほしいと思っています(笑)。

お店としての今後の目標を教えてください。

【網代】老若男女問わずすべての方に楽しんでいただける店舗にしていきたいです。そして「リアルコミュニケーション」を大切にしている店舗なので、お店に来て友達を増やしてもらいたいです!

取材当日は夏休みということもあり、多くのお客さまが買い物や対戦スペースでのカードゲームを楽しんでいました。トレーディング要素のあるカードやキャラクターグッズ、ブロマイドなどは同じものが複数出てしまい、不要なアイテムが出てくるケースも多いため、物を手軽に売ることができるメルカリでは、特に取り扱いが多いジャンルです。
実際にメルカリでは「若い男性ユーザーの間では、トレーディングカードの売上額が高い」という調査結果もありますが、今回の取材でメルペイとトレーディングカードの親和性が高いということがより明確になりました。
トレーディング要素のあるカード・グッズを扱うお店や、若年層のお客さまが多い事業者さま、「メルペイ」の導入を検討してみませんか?

あなたのお店にもメルペイを導入してみませんか?

初期・固定費なし、必要なのはお申込みだけ!メルカリのお客さまがあなたのお店にやってきます。

このページをシェアする