メインの客層や客単価を教えていただけますか？

主な客層は、10～20代の女性客とインバウンドの外国人旅行者の方。クレープやドリンクを扱う店ですので、平均客単価は500円前後と、少額です。

「メルペイ」の導入状況を教えていただけますか？

2019年のゴールデンウイークから「メルペイ」のコード決済を導入しました。現在（2019年6月末時点）は他社のコード決済は導入していません。また、「マリオンクレープ」の店舗は全国にありますが、「メルペイ」を導入しているのは原宿竹下通り店のみです。

「メルペイ」を採用した理由を教えていただけますか？

「メルペイ」を選んだ理由は、フリマアプリ「メルカリ」に若いユーザーが多く、原宿・竹下通りに遊びに来るファッションやトレンドに敏感な方と客層・年齢層が一致していると考えたからです。クレープは手ごろな価格なので、気軽に使えるキャッシュレスとの相性も良いと思いました。

「メルペイ」の魅力を教えていただけますか？

一番は「メルカリ」のポイントですね。「メルカリ」のポイントは、フリマアプリ「メルカリ」の売上金（※）はもちろん、キャンペーンなどでコンビニなど一般店舗での「メルペイ」の利用でもポイントが貯まります。「メルカリ」のポイントをクレープに使ってもらえたら弊社にとってもプラスになると考えています。例えば、「メルカリ」で服を売った若者に売上金でクレープを買う機会が増えたらうれしいですよね。

（※売上金をお買い物にご利用いただくには、有償ポイントを購入いただくか所定の手続きが必要になります。）

「メルペイ」のシステム（店舗用アプリ）の導入はどのような感じでしたか？

タブレットに専用アプリをダウンロードするだけでセッティングが完了したのはありがたかったですね。難なくスタッフが操作していました。

新しい決済方法が増えて店舗のオペレーションはどうなりましたか？

行列ができることも日常茶飯事で、すぐに商品を提供しなければならないクレープ店はとにかく回転率が命です。したがって、オペレーションが煩雑になってしまうことを心配していましたが、操作が簡単なので問題ありませんでした。

「メルペイ」を導入した結果、どんな良い変化がありましたか？

今年はゴールデンウイークの10連休効果も大きいとは思いますが、導入後の5月の売り上げは前年度比を大きく上回りました。導入してからまだ１か月半程度なので、今後継続的に成果を見ながら「メルペイ」の導入拡大を判断していく予定です。

想定外の客層、またはお客さまのご利用はありましたか？

フリマアプリ「メルカリ」のイメージから当初は10代の女性を想定していましたが、意外と子連れの主婦層の利用がありました。メルカリは主婦のユーザーも多いからかもしれません。親子で来店し、お母さまが「メルペイ」を利用する姿をよく見ました。

「メルペイ」を利用して商品を購入したお客さまの感想などがあれば、教えていただけますか？

2019年のゴールデンウイーク期間中に「メルペイ」でお支払いをすると、クレープのオプションであるクリームの増量オプション（トリプル）が無料になる」というキャンペーンを実施していたのですが、これがとても好評でした。キャンペーンのことを知らなかった方も、レジに設置されている店頭の「メルペイ」のPOPを見て「クリームが3倍になるならメルペイを使おう！」という声をお客さまから聞くこともできました！　これまでは、ほぼ現金決済だったのですが、「メルペイ」を導入したばかりにも関わらず、キャンペーン期間中は「メルペイ」の利用が全体の決済の中で１割を超えたのは想定外の嬉しい結果でした！

竹下通り全体でキャッシュレス化は進んでいますか？

竹下通りのショップ全体でキャッシュレス化がかなり進んできており、いずれは外国人の方にも対応できる状態にしたいと思っています。他社でも海外の電子マネーや交通系電子マネーなどの導入が増えています。今後社会全体でキャッシュレス化が進み、「他店では使えるのにマリオンクレープでは使えない」という状況はつくりたくないですね。そうならないように今から備えたいと思っています。

「メルペイ」を今後どう生かしていきたいですか？

今はまだ導入したばかりで検証中の部分が多いですが、マリオンクレープの他の店舗でも「メルペイ」の導入を検討しています！　現状は現金決済の方が多いのですが、「メルペイ」含めキャッシュレス化の強化は一つの目標です。