BANANASは、新潟県新潟市の小針にある古着屋店です。小針浜が望める場所に店舗を構えており、心地よい潮風が絶えず吹き抜ける絶好のロケーションとなります。

アーティスティックな風貌が印象的な外観は、行き交う人の目を留める魅力があります。

メルペイは、2019年11月から導入を開始しました。今回は、BANANASの店主でもある馬場鉱次さんにお話を伺いました。

メルカリとの併用で若年層の新規顧客を獲得

お店の特徴について教えていただけますか。

当店では、良質かつこだわりのアイテムを数多く取り揃えています。こだわりは、現在より半歩先を見据えた商品を仕入れることです。「今しか着用できないもの」や「ファッションの流行に便乗したアイテム」は、一切取扱いをしていません。

なぜ、流行に合わせたアイテムを取り扱わないかというと、流行には必ず廃る時期が訪れるからです。また、流行が終わった服は、処分される可能性が非常に高いからです。

服を販売している立場からすると、丹精込めて仕入れた服を処分されるのは非常に悲しいものです。そのため、長年にわたり着用できるアイテムの仕入れを心がけています。

長期にわたり愛用されるアイテムを販売するためにも、半歩先を見据えた仕入れが重要になってくると考えています。

メルペイを導入したきっかけを教えてください。

メルペイの担当者が、訪問営業に来てくれたことが導入のきっかけです。現在は、メルペイを含めて4社のスマホ決済サービスを導入しています。メルペイに関しては、以前から興味を持っていました。実際に私も、普段からメルペイを利用しています。

メルペイの魅力は、何と言ってもメルカリとの循環ができる点ですね。メルカリの売上金が買い物時にメルペイで利用できること(※)によって、若年層が購入できる買い物幅(金銭的余裕)が格段に広がりますよね。

たとえば、高校生や大学生の多くは、アルバイトをしていると思います。しかし、日雇いなどの業種以外は、支払いサイトが生じるアルバイト先が大半を占めていると思います。

そのため、「今月分のアルバイト代が振り込まれていないから、欲しい商品を購入できない」といったケースも必然的に多くなってしまいますよね。当店には、多くの学生が来店してくれます。実際に、「アルバイト代が振り込まれていないから、本当に欲しいアイテムが買えない」といった声も頻繁に聞きます。

しかし、メルペイを導入することによって、メルカリの売上金を買い物に利用できますよね。本人にとって不要なものをメルカリで売って、そこで得た臨時収入で、新たに欲しい物を購入できるというメルカリ・メルペイならではの特徴だと思います。たとえば、「メルカリの売上金をメインに使用して、不足分は現金で支払う」などの使い方もできるんです。実際に、メルペイをこのような方法で使用している学生も多いですよ。

また、当店でも、メルカリの売上金を併用できる点は、大きなメリットのひとつです。その理由は、現金の使用幅が制限されている学生が、普段と比べて多くのアイテムを購入してくれるからです。今後は、メルペイを存分に活用しながら、若年層の新規顧客獲得を実現したいですね。

※ 売上金を「メルペイ」でご利用いただくには、所定の設定またはポイント購入をしていただく必要があります。

レジ付近の大きな柱に貼り付けているメルペイのシール

声掛けをすることでスマホ決済利用者を増やしていく

「メルペイが使えるお店」であることをお客さまに知ってもらうために工夫していることなどはありますか。

当店では、メルペイのシールやQRコード(※)シールなどをレジ付近の大きな柱に貼り付けています。

シールに関しては、おそらく店頭やお店の入り口付近に貼る方が、より多くのお客さまに「メルペイが使えるお店」であることを認知してもらえると思います。

ただ、お店のレイアウトや外観へのこだわり、運営方針によって、導入決済サービスのシールを貼る位置など、他のお店の店長さんも正直随分悩まれていると思いますよ。もちろん、「貼る」ことで、よりお客さまの認知が高まることは間違いないですが、いろんな工夫のやり方もあると思ってます。

例えば、当店で工夫していることは、会計の際に、お客さま一人ひとりに対してメルペイなどのスマホ決済のことをしっかりとアピールしています。「当店では、複数のスマホ決済をご利用いただけますよ!」と、お客さま一人ひとりに声をお掛けしています。

お客さまに声をお掛けすることで、「使ってみよう!」と思ってくれる人が増えてきていますね。しかし、お客さまの中には、スマホ決済アプリの使い方を知らない人もたくさんいらっしゃいます。そのような人に話を聞いてみると、「スマホ決済アプリの使い方が分からないことで恥をかきたくないんです」などの声をよく耳にします。

当店では、このような悩みを抱えている人に対して、「うちのお店で使い方を勉強してみてはいかがですか?」「もしよければ、私が使い方をレクチャーしますよ!」などの声掛けをしています。このような声掛けをすることで、メルペイのようなスマホ決済サービスが広がるのではと考えています。

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

スマホ決済を導入するお店側のメリットを教えてください。

初めてメルペイが使用されたのは、メルペイを導入してから1か月~2か月くらい経過した頃でした。初めてメルペイを利用していただいたお客さまは、10代の男性でしたね。会計を行う際に色々と話を聞いてみると、やはり、メルカリを日常的に利用しているとのことでした。

当店では、メルペイを含め4社のスマホ決済サービスを導入していますが、スマホ決済が使われる頻度としては、「まだまだ低い」といった印象ですね。しかし、今後は、世間一般的にスマホ決済の使用が浸透していくと予想しています。スマホ決済の認知や浸透が進むことで、必然的にスマホ決済サービスを利用されるお客さまも増えていきますよね。

スマホ決済サービスを利用されるお客さまが増えることは、お店側にとって、現金決済よりも会計の時間短縮や衛生面の改善を図ることにつながるため、当店含めサービス業にとっては、大きなメリットになると期待しています。先に述べたように、当店がスマホ決済を推奨する理由はここにあるんです。

メルカリからメルペイへ送客と売上増を期待

メルペイ導入の懸念点などありましたか。

メルペイ導入の懸念点は特に有りませんでした。メルペイ導入することで起こりうるデメリットも特に感じていませんでした。返品されることが元々少ないという当店の事情もあるのかもしれません。

例えば、当店をご利用いただくお客さまは、商品をじっくり見たうえで、お気に入りのアイテムを購入される人が大半を占めています。そのため、「実際に着てみたけれど、自分に似合わなかったため返品したい」などの問い合わせを受けることは非常に少ないです。また、仮に、「ボタンが外れていた」や「糸がほつれていた」などの場合には、当店が責任を持ってリペア・完全修復を行います。また、古着といったジャンルの服について、十分に理解してもらったうえで、当店の商品を購入していただいております。これらの点については、お客さまに対して感謝の言葉しかありませんね。

メルペイに対する期待や希望があれば教えてください。

新潟市内に2つの店舗を運営しています。

メルカリを利用されている方は多いので、メルペイは非常にポテンシャルの高いサービスだと思ってます。なので、今後はもっと多くの方にメルペイを利用してもらえる機会が増えることを期待しています。特に当店のようなお店でメルペイを利用できるメリットはたくさんあると思っています。

また、キャンペーンの種類が豊富に揃っていれば、お客さまに対して、メルペイの利用誘導を積極的にできます。また、メルペイを利用していただけるお客さまが増えることは、当店でのお客さま一人ひとりの購入単価を引き上げることにもつながると考えています。お客さまも欲しい商品を買うことができ、お店側も売上が増えることが実現出来たら最高ですね!

メルペイ内で利用できるキャンペーンの種類を増やしてもらえることを期待しています。

BANANASの店主 馬場鉱次さん
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